北山川のアクティビティは、筏やラフティングが知られていますが、今回ご紹介するのは
カヌーです。海外では、カヌーは競技としてメジャーなのですが、日本ではあまり知られていません。しかし実は、カヌーは約6000年前から、生活に根差していた最も古い道具のひとつである、と言われています。そんなカヌーボートで北山川の激流を下り、タイムを競うのが、当村で毎年開催されている
「じゃばらカップ」です。今回は、第四回じゃばらカップの模様をお伝えいたします。動画は
コチラよりご覧ください。
概要を見る
紹介人
今回、じゃばらカップを紹介してくれるのはこの方。
氏名:小林賢司さん
趣味:アウトドア
北山村在住歴:5年
北山村に移住したきっかけ:元々カヌーが大好きで、大学時代はカヌーサークルキャプテンをしていた。北山村でカヌー大会が開催されることがきっかけで、7年前に北山村に移住。役場職員として、北山村へ就職した。
じゃばらカップ開会式
今大会の主催は、北山村観光協会です。会長の挨拶から、始まります。
- 競技説明をしています。
- 選手、監督の皆さんは、真剣な眼差しで説明を聞いております。今年は、約30名の方がエントリーしてくださいました。
競技開始!!
- 見てください、この迫力!!
- この流れの中でゲートをくぐるのは、至難の業です。
中には、激流に飲み込まれてしまい、転覆してしまうことも。
- 小林さんも選手として、競技に参加しました。
- 二日目は雨風が強かったので、体には堪えたらしいです。カヌーは雨風が多少強くてもできるます。
小林さんの思うカヌーの魅力は、何んと言っても激流を乗り越えた時の達成感らしいです。初めての川で、難しそうな激流を乗り越えた時、仲間と分かち合う達成感はたまらない、と伝えてくれました。
カヌーのルールとは?
じゃばらカップで行うカヌー競技は三種類あります。
①カヌースラローム
②ワイルドウォーター
③ダウンリバー
①カヌースラロームは、写真のように吊るされたゲートを通過する技術とスタート地点からゴールまでにかかった所要時間を競います。じゃばらカップの場合は15ゲート設置されています。ゲートに接触したか、非通過のゲートが有るか否かによるペナルティと所要時間が計算され順位が争われます。
②ワイルドウォーターは、河川の激流をくだり所要時間を競う種目です。スラロームのようにゲートはなく、純粋に速さを競います。
③ダウンリバーは、艇の種類を問わず誰でも参加できる、じゃばらカップオリジナルの種目です。
閉会式
- 表彰式があります。
- 入賞した選手の方々は、活き活きとしております。
じゃばらカップの楽しみ方
その① 選手の躍動感あふれる競技を観る
じゃばらカップ本部(オトノリ園地)より、河原へ降りることができます。写真のような本部が河原に設置されていますので、そちらから競技を観戦することができます。河原は大変滑りますので、川靴やスニーカー等の滑りづらい履物でお越しください。観戦のコツとして、選手によってゲートのくぐり方や激流の乗り越え方が違うので、そちらを注意すると、より楽しく観戦できると思います。
その② 歓迎会でライブを観る!
毎年恒例の歓迎会。例年では、じゃばらカップ初日の夜に開催されます。こちらで、無料ライブが観戦できるのです。今年は、メタルロックバンド、「daughter」のライブでした。圧巻のパフォーマンスで、痺れるライブとなりました。
その③ 選手として出場する
北山川は激流のため、中・上級者向けの川になります。カヌー経験のない方にとっては、難しいコースとなっております。当村周辺には、初心者向けの川もございますので、そちらで練習された後には、ぜひじゃばらカップへ選手としてご参加ください。多くの方々のご参加をお待ちしております。
番外編~カヌー大会準備~
北山村の自然が大規模なだけに、じゃばらカップを開催する上で必要なのが、入念な準備です。滑る石の上を歩きながら、一本一本丁寧にゲートを張っていくことが重要となります。
- これだけの道具が必要です。
- 新宮の、くまのカヌークラブの方々がゲートを張っています。全員がカヌーインストラクターという面々で、ゲート張り名人です。この方々にお任せしておけば、ゲート設営は問題ありません。