小松地区は、北山村の5つ目の地区ですが、北山村の中でも辺境の地にあるため、秘境の中の秘境と言っても過言ではないでしょう。その集落には、現在人が住んでいませんが、民家は残っていて、ひっそりとたたずむ民家は、独特の雰囲気があります。また、ジオサイトにも登録されており、多様な自然を感じることができる地区です。今回は、そんな小松地区を巡りました。
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紹介人
氏名:中田英博
出身:大阪府
職業:役場職員
移住歴:役場就職を機に、北山村へ移住。
小松集落へ
小松集落は、北山村の中でも辺境の地にあり、現在は人が住んでいませんが、民家は当時のまま残っています。
- 小松集落は、山に囲まれていて、神秘的で冷やりとした独特な空気感があります。
- 公民館は、現在も整備されています。
集落の奥(行き止まり)からは、北山川に降りることができます。
- 砂場には、動物の足跡が
松林寺と六地蔵
- 六地蔵は、亡き人があの世で六道の苦しみにあることに対し、現世にある人々がこれを救うために祈祷するものであると言われているらしいです。
- 松林寺は、1601年には建てられていたと言われていますが、詳細は不明らしいです。人口の減少とともに、寺の維持ができなくなり、昭和51年に廃院となったらしいです。
頓挫した温泉給水器
ここは、小松小学校運動場跡です。
少し奥へ行くと…
これは頓挫した温泉給水器です。
ちょろちょろと出ている水は、少し硫黄の匂いが!?
面白いので、ぜひ行ってみてください。
小松の不整合
岩場を歩いていくと、中田さんが突然足を止め、岩を跨ぎました。
よく見ると、左右の岩の種類が違います。
色や形状が異なっています。
これは、左側が1,800万年前、右側が7,000万年前の地層で、それが合わさったものらしいです。
すごいですね!なかなか想像し難い、歴史のある岩々です。
これは非常に珍しく、違う時代の地層が合わさったものを不整合というらしいです。
紀伊半島豪雨で流された橋跡
小松の集落へ行く途中、右側にコンクリートの支柱が現れます。
これは、2011年の紀伊半島豪雨で流された吊り橋の支柱です。
元々は、吊り橋がかかっていたのですが、川に流されてしまいました。
自然の脅威を感じる場所です。
牛頭神社
牛頭神社は、本神に牛頭天皇、若神に玉石を祀っている神社らしいです。
神聖な雰囲気が漂っています。
そして、本殿をよく見ると…
- 横には、大きな丸石が祀られてあります
- 地面には、丸石が敷き詰められています
最後に
小松地区は、秘境の地北山村の中でも、更に秘境の地です。
今回、各所の詳しい位置をお伝え出来ませんでした。
もしお知りになりたい方は、観光センターまでお問い合わせください。